2007年9月10日月曜日

ワクワク感


Newsweek誌やTIME誌でも注目されているハーバード大学の終身教授、リサ・ランドール博士が五次元が存在するのではないかという興味深い説を唱えています。点が一次元、線が二次元、高さが加わって三次元、時間が加わって四次元。そしてさらに、博士は次ぎなる次元の存在を証明しようとしているのです。

五次元の世界をバスルームだと思って下さい。バスルームにかかっているシャワーカーテンが三次元世界。カーテンについている水滴が私たち人間だとします。バスルームの世界ではそのカーテンは一枚だけではなく、何枚もあるというのです。そして、そのカーテンの間を行き来(コミュニケート)できるのは重力だけなのではないかと。

私たちの生きる世界には電磁気力、強い力、弱い力、重力の四つの力が存在します。その中でも重力が一番力が弱く、磁石でクリップが引き上げられてしまうことからもわかるように重力だけが弱いんです。重力の力が他のカーテン(三次元世界)にコミュニケートしているから、重力だけがひときわ弱くなってしまうのではないかということです。

僕自身は文系の出だし、理論物理学にとても興味がある人間でもないし、まだ博士の著作を読んでいないのにこういうことをブログで書くというのも問題があるとは思います。が、僕は博士に強い興味を抱いています。それはどうしてかというと、博士の人に期待させる力に惹かれているからです。

博士の唱えてる説は面白くもあり、証明できたとしたら、多くの人が言っているようにノーベル賞は確実でしょう。けど、私たち人間はどうしたって五次元世界に行くことも、五次元世界を感じることもできません。なので、証明することができたとしても、劇的に世の中の価値観が変わってしまうなどの脱構築の嵐が吹き荒れることもないと思うんですよね、個人的には。

『へぇ〜、キミの説はスゴいね。で、彼氏とかはいるの?』とおバカなメンズに言われてしまう可能性も少なからずあります。でも、世界的に注目され、多くの人たちに期待させる力はとんでもないことだと思うんです。なにかやってくれるのではないかというワクワク感とでもいうのでしょうか。

このワクワク感ってかなり重要なファクターのような気もするんですよね、個人的には。

※今回の投稿には間違った表記などあるかもしれませんが、ご了承下さいませ。

※鑑賞映画『Little Children』

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